Xを演じている

絶望している。
先日、ある血縁関係にある人間 [1]から「blog見ているよ」と言われた。

正直なところ、本人が「見ている」と主張する私のblogなるものが、本当に正しくここであるかは怪しい [2] ものの、本人が私をインターネットで探しているという事実だけで吐き気がする。

この問題は、俗に「身バレ」と呼ばれるものだと思うのだけれど、私に関して言えば本名でやっている以上身バレなどと烏滸がましいことをいうつもりはない。

しかし、だからこそ、インターネットには入ってきて欲しくなかったのだ。

私は家族の前では ゆうせい を演じているし、インターネット[3] や友人たちの前では yuseiito を演じている。それらは相互に関連しあっているし、多くを共有しているが、しかしそれぞれにそれぞれの優先順位があり、敵がいて、味方がいる。

ここに文章を書いているのは、 yuseiito であって、ゆうせいではないので、それを一方的に接続されると、読んでいる君にも有害な結果にしか繋がらない。

もう本人は気づいているものと期待して、ここに警告する。読むな。これはあなたのための文章ではない。

より理性的に言えば、インターネットは公共空間であるから、読むのは君の自由であるが、それを読んであなたがどのような心境になろうと、私はその説明責任を負わない。これは私の表現の自由の範疇の問題である。

私は〈私〉という〈個人〉として、いま自由に生きている。干渉してくれるな。


  1. 名誉のために言うと、親ではない。 ↩︎

  2. 本人のインターネットぢからを信用していない。 ↩︎

  3. ここまで頻繁にインターネットと書いてから、これは本来Webという語を使うべきだったと反省している。インターネットとWebは区別しような。もう直すのも面倒なのでこのままいく。 ↩︎