【平歯車・板歯車・内歯車】Fusion360でギヤを作る備忘録

Fusin360でいろんな種類のギヤが組み合わさった構造[1]を作ったので、作り方の備忘録。

3Dプリントするにしても、レーザーカットするにしても、Fusionは便利でいい。

筆者は機械工学に関する専門的教育を受けておらず、独学と模索をまとめています。趣味の工作やプロトタイプには十分な内容と考えていますが、プロとしての品質が要求される目的では参考にしないでください。

#平歯車

インボリュート曲線は大変なので、辛いかと思いきや、一番簡単。
標準で含まれているSpurGearアドインを使う。

Utilities > ADD-INS > SampleScripts を実行する。 (PythonのバージョンとC++のバージョンがあるっぽい。どちらも動く)

#板歯車

いわゆるラック. (rack) 歯は台形でよいので、モジュールを決めてしまえばほぼ自動的に決まる。

形状は以下を参考にして、歯を一つ作ったあと、繰り返し配置して好きな長さに伸ばす。

最後にギヤの厚さでExtrudeして終了。

#内歯車

正しい内歯車の作り方 - 歯車のハナシ が参考になる。

前述の方法で平歯車を作ってから、それをPress/Pullで内歯車の歯形になるよう変形して、それを鋳型のように使って補集合をとることで得られる。
変形は、歯元のたけを0.25モジュール小さく(するために円の方を0.25モジュールのばす)するのと、歯先を0.25モジュール伸ばす2つ。


  1. Passive offset adjusting wheel mechanism (Kanako Hodo, Yasuyuki Yamada 2022) にある車輪を作りたかった。 ↩︎